※【サブカル恋愛理論】は、サブカル研究家ナンパ師のtakaさんにご提供いただいております。

 

実は僕、約半年くらい、
ストリートナンパをお休みしていました。

 

理由を探せば色々あるのですが、
路上から遠ざかっていた一番の理由。

 

それは、

「どうせまた結果出ないだろうな」

というマインドに陥っていたこと。

 

つまり、

「これだけ勇気と時間を割いてストっても、また同じ結果の繰り返しなんだろうな」

と感じてしまっていたのです。

 

その結果、ストナン自体に
価値を見出せなくなっていました。

 

ナンパの他にも、

ボクシングジム通いや原稿の執筆など、
やりたいことが沢山あったし。

 

でも、結果として僕は、
ストリートの荒野にまた舞い戻ってきた。

 

なぜなら、

読書をしていて偶然目にした
ある言葉がスッと腑に落ちたから。

 

それは、作家・椎名誠の

「男なら、一日一回は床と勝負しろ」

という言葉(確か茂木健一郎さんの
本に載っていました)。

 

「床と格闘しろ」

とはつまり、

「腕立てや腹筋などの筋トレをしろ」

という意味です。

 

椎名誠は、どんなに忙しくても、

(腕立て、腹筋それぞれ)
一日200回程度は、

筋トレに充てる時間を
捻出しているんだとか。

 

これを聞いたとき、僕は

「刀の素振りを忘れない侍みたいでカッコいい」

と思いました。

 

椎名は作家だから、

空いている時間一文字でも多く
原稿を埋めなければ

という焦りも経験してきたはず。

 

それなのに、敢えて“筋トレ”という
日課を、規則正しく自らに課している。

 

「なるほど、これならむしろいい原稿を書けるだろうな」

という羨ましさを感じた僕がいました。

 

結果を出す人は、概して

“大きな勝ちを狙わない”

のです。

 

結果ばかりを意識し過ぎることなく、
あくまで一定の活動周期で、

マシーンのように決められた“行動”を
コンスタントに繰り返す。

 

この活動原理は、
ナンパにおいても適応可能でしょう。

 

敢えて“マシーン”と書きましたが、
もちろん肯定的な意味ですからね。

 

ナンパにおいて、

地蔵(身がすくんで動けない)状態に
陥ってしまう、最大の原因。

 

それは、女の子の前で

「うまく振舞わなければ(汗)」

「失敗したらどうしよう…」

「きっと失敗するに違いない泣」

という、自分の過剰な
自意識に他なりません。

 

(僕はこれを、

“自意識地獄のフルコース”

と名付けます笑)。

 

その意味において、

敢えて冷たいマシーンのように
没我の境地に入り、

“行動”を量産できるのは、
むしろ望むべきことだと感じます。

 

一週間のうち、
時間の取れる数時間でも、

なるべくコンスタントに路上に立つ。

 

椎名誠の言葉を借りれば、

「男なら、一日一回は道(ストリート)と勝負しろ」

 

さすがに毎日は無理にしても、

「今日はちょこっと路上で“男”を鍛えよう」

って感覚で、無理なく続けていけばいい。

 

ストナンは風俗などと違って、

自己肯定感を高めてくれる、
負荷の高い行為でもありますから。

 

そういえば、かつて、
「首くくり栲象(たくぞう)」さんという

身体パフォーマンスをされている方と、
お話をさせて頂く機会があったのですが。

 

栲象さんは、普段は舞台の
大道具係として働きながら、

パフォーマーとしても活動されており、

なんとロープに自らの首を吊るす
パフォーマンスを公開されていました。

 

そして驚くべきことに、

この行為は観客に見せる必要のない
日常においても、

日々習慣として行っているのだとか。

 

そして、

「お客さんもいないのに、どうしてです?」

と尋ねた僕に、

「毎日歯を磨くのと一緒。これをやらないと俺は駄目になる」

と仰っていたのが印象的でした。

 

僕自身はこの言葉を、

“自分を保てなくなる”

という意味なのだろうと解釈しています。

 

本日のまとめ。

 

つまり、ここ約半年間の僕は、

ある意味長きに渡っての
地蔵状態に陥っていた訳です。

 

“結果”というものを焦るあまり、

“習慣”としてナンパを楽しむ意識が
欠落していた。

 

ボクシングジムでトレーナーの持つ
ミットを気持ちよく叩いたり、

部屋に放ってあるギターを
かき鳴らすような習慣と同列に、

ナンパを楽しんでもいいのです。

 

たとえば、

「以前よりだいぶ堂々と女子に話しかけることができるようになった」

「前よりも笑顔の反応を引き出す機会が増えてきた」

など、他人と比較するのではなく、

過去の自分と比較して、
ちょっとした成長ポイントを見つける。

 

そして、
たっぷりと自分自身を褒めてやること。

 

これ、マジで成長を実感できるし、
癖になります。

 

で、こちらのオファーに
応じてくれるかどうかは、

相手の女子の側の問題なので、
僕らにはどうしようもない。

 

よくよく考えれば至極
当り前のことなんですが、

開き直ってこれを自覚しているのと
していないのとでは、

精神の負担の度合いが
雲泥の差ですからね。

 

さて、先に述べた
椎名誠も首くくり栲象も、

日課として腕立てや首吊りをしていた。

 

これらは傍から見れば、

一見ナンセンスだったり、
ストイックに写るかもしれません。

 

が、本人たちは、

“自意識の地獄”

を脱する没我の時間を
敢えて設けることで

(しかも、ある程度負荷のかかる行動を
選び取ることで)、

日々小さな充実感を
味わっていたに違いありません。

 

それはきっと、習慣として
やり続けたものにしか分からない。

 

※【サブカル恋愛理論】は、サブカル研究家ナンパ師のtakaさんにご提供いただいております。



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